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福島第一原発 燃料棒 取り出し 失敗したら 期間は? 方法 [ニュース]

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震災から2年、もう少しで3年が経ちますが、

それ以来最も問題視されているのが原子力発電についてです。

いわゆる原発ですね。



国内では9月15日をもって

福島第一原発をはじめとするすべての原発が稼働停止(または廃炉)しています。



そんな中地球上でも類を見ない前代未聞も作業が日本で行われようとしているのです。

それが・・・

「燃料棒取り出し」



ではその内容を紹介したします。







◇ 前代未聞の大作業「燃料棒取り出し!」



東日本大震災の津波被害を受けてから、

水素爆発や汚染水漏れなどたくさんの問題が見受けられる福島第一原子力発電所。



東京電力の作業員は防護服を着て、

懸命な復旧作業に取り掛かっています。



こんな矢先に原子力規制委員会が信じられない計画を30日に発表しました。



それが

「燃料棒取り出し」

です。



しかも8日から作業が開始しました。



「世界一危険なUFOキャッチャー」と称されるこの作業、

その内容は第一原発の4号機から、

使用燃料1331体、未使用燃料202体を破壊された建物から取り出すというもの。



方法としては4号機建屋の上部に設置されたクレーンを使い、

地上30メートルの高さにあるプール内の燃料棒を1体ずつキャスクと呼ばれる輸送容器に移動、

そのキャスクを再びクレーンで地上のトレーラーに載せて100メートル離れた共用プールに運びます。



<キャスク 仕組>
キャスク.jpg



ちなみに燃料棒取り出し自体は通常も行われることがありますが、

その際はコンピュータに内容があらかじめインプットされているのでスムーズです。



しかし今回はガレキが大量にありますから、

燃料棒を傷つけないためにも作業員が目視で作業を進めます。

と言っても大きなガレキは取り除かれているようです。



<建屋内部 画像>
現場.jpeg



<建屋外部 画像>
外.jpg



そして忘れてならないのが燃料が合計で1533体もあること、

つまり1500回程この作業を続ければならないですし、

燃料棒の大きさは長さ約4.5メートル、重さ300キロもあるようです。



仮に地上でキャスクが傷ついたりして燃料棒が空気に触れたとなると、

それはチェルノブイリの10倍もの放射性物質が放たれ

東日本に人が住めなくなるのは間違いないと言われています。



そこらの100円で何回も挑戦できるUFOキャッチャーとは訳が違うのです。



実際に作業員の給料も一日あたり2万円も増え、

この作業は1年かけて行われます。



世間の声はもはやあきらめがかっているようです・・・



「いよいよダメか」

「失敗しても大丈夫なように頭つかえ」

「健康被害が生じても因果関係は認めない」

といった声がありました。



個人的にもそう思いますし、

一番被害があるのは自然の影響(風など)で茨城や栃木の人達みたいですから、

そっちが可哀想ですよね。



さらに失敗したことが公になればオリンピックも東京ではなくなる可能性があり、

そうなると経済面でも破綻し、日本は本当に終わる気がします。





◇ 通常時の原子力発電のしくみ



今回の作業の内容を受けていろいろ疑問に思ったことがあったので、

それについて解説していきます。



<原子力発電の仕組み>

まず原子力発電の仕組ですが、

これは火力発電と同じ仕組みです。



燃料棒と燃料棒どうしをぶつけて核融合を引き起こし、

そのときに生じる莫大なエネルギー(熱)で水を蒸気に変えて、

その水蒸気の力でタービンを回し、発電します。



<冷却した水はどこに捨ててたの?>

現在は汚染水問題が取り上げられていますが、

今まではどのように処理していたの?と疑問に思いました。



実は今までは捨ててなかったのです。


というのも

冷却した水は熱で水蒸気になる ⇒ 水蒸気が通る管があり、それを海水で冷やす

⇒ 冷やされた水蒸気は水に戻り、また冷却に使われる ⇒ また水蒸気になる

この繰りかえしです。



この時に水蒸気が通る管の中に海水が通る管があるので、

海水は汚染されなくて済みます。



<燃料棒の仕組み>

燃料棒は長さ約5メートル、重さ約300キロもあるのですが、

その内部の仕組みが気になりました。



燃料は焼き固められて「ペレット」と呼ばれるものに加工され、

それをジルコニウム合金と呼ばれる幅1センチの細い金属の管に何個も詰めます。

これが燃料棒です。



そして今回「燃料棒取り出し」と言われている燃料棒とは、

本来は燃料集合体と呼ばれます。

つまり燃料棒自体は1533 × 80 本くらいある訳です。



燃料集合体は燃料棒が約80本も入っているのです。

だから1本で莫大なエネルギーが得られます。



ちなみに1個のペレットで1家庭の約8か月分の電気ができると言われていて、

それが燃料棒には15個くらい入っているので、

燃料集合体となると本当に余裕で生活できます。





◇ ポイント

● 福島第一原発の燃料棒取り出しが開始された

● 燃料棒取り出しは人類史上初である





◇ こんな記事はいかが?

● 山本太郎 右翼 殺される!?暗殺!? ベクれてる 原発

● ODA援助とは? 日本 中国の教科書 尖閣諸島問題 日中関係は?

● 2020オリンピック開催地 東京?マドリード?イスタンブール?




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